けがの多くが足に関係しているのも、驚くことではありません。足のアーチは高度に特化した構造で、歩くたびに荷重を伝え、衝撃を吸収する主な役割を担っています。歩行時に足にかかる負荷は、安静時の体重を上回り、走るとさらに増加します。偏平足やハイアーチの方は、正常なアーチの足の方よりも、衝撃を受けた後に不調が生じやすい可能性があります。
偏平足とハイアーチとは?
回内とは、歩いたり走ったりする際に、地面からの衝撃を分散するため、足が内側へ倒れ込む動きです。過回内の方は足がさらに内側へ倒れ込み、足のアーチが平らになります。
回内の反対である「回外」とは、足が地面に接触した際に外側へ倒れ込むことです。この状態では地面からの力が均等に分散されず、足の他の部分により大きな負担がかかります。回外の方はハイアーチの場合があり、圧力がかかると痛みが生じることがあります。
どちらの状態も、足、足首、下腿、膝、股関節、腰の痛みに関連することがあります。

偏平足やアーチの痛みの一般的な原因とは?
偏平足やハイアーチは通常、心配する必要はありませんが、痛みや関連する問題が生じる人もいます。痛みは次のような原因で生じることがあります。
- 足を十分に支えない、サイズの合わない靴を履く。
- 筋肉や腱を伸ばしすぎ、十分に休まない。
- 歩き方(過回内や過回外)。
- ハイヒールや幅の狭い靴を履く。
- ジャンプや着地を伴う、衝撃の大きいスポーツ(バレエやバスケットボールなど)を頻繁に行う。
- 太りすぎている。
- 足の骨に異常がある。
- アーチやかかとをクッションで保護したり支えたりできない、古い靴やすり減った靴を履く。
これらの状態には遺伝的要因や生活習慣が関係しますか?
偏平足は通常、アーチが十分に形成されなかった人や、両親から骨格上の異常を受け継いだ人に生じます。ただし、次のような原因によって生じることもあります。
- 胎内で足の骨が正常に形成されない。
- 全身の結合組織が緩んでいる。
- 筋肉や神経に影響を及ぼす、脳性まひ、二分脊椎、筋ジストロフィーなどの疾患。
- 肥満、加齢、使いすぎ、不適切な靴、けが、関節リウマチなどにより、足の結合組織が過度に伸ばされ、炎症を起こす。
いつ医療機関を受診すべきですか?
足をしっかり支えるサイズの合った靴を履いていても足が痛む、靴がすぐにすり減る、足が平らになった、またはアーチが高くなったように見える、足が弱い、しびれる、またはこわばる場合は、地域の医療専門家に相談してください。足や足首を頻繁にけがする、歩行やバランスに問題がある、片足だけに症状がある、または以前はアーチに異常がなかった場合は、医師に相談してください。
偏平足やハイアーチによる痛みを予防・管理するためのヒント
次の方法で、偏平足やハイアーチによる不快感を和らげることができます。
- かかとの低い、サイズの合った足をしっかり支える靴を履く。
- 靴の中にオーダーメイドのインソールを入れ、足を支えて内側や外側への倒れ込みを防ぐ。
- 太りすぎている場合は減量する。
- 下腿の筋肉や結合組織をゆっくり伸ばし、内側や外側への倒れ込みを軽減する。
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